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2021.09.24FOCUS

社会人もインターンシップがスタンダードに? 新たなキャリアの一歩目「お試し転職」とは

20代の働き方研究所 研究員 T.H

お試し転職とは?

入社前に仕事を体験する「お試し転職」というスタイルが、今注目を集めています。新卒学生の就職活動では、インターンシップを通して仕事を体験したり、会社の雰囲気を体感することが定着していますが、実は今、社会人の転職でも、選考前や選考途中で仕事を体験する「お試し転職」いわば「社会人インターンシップ」のニーズが高まっています。「お試し転職」では、入社前に仕事を経験し、仕事内容や社風との相性を確かめることが可能です。

そのため、
・転職する前に自分の適性を判断できる
・仕事場の雰囲気を把握できる
・異業種の仕事を気軽に体験できる
・仕事を辞めるリスクを避けられる
といったように、転職におけるミスマッチのリスクを大幅に軽減できるというメリットがあります。
こうしたお試し転職に対して、20代はどのように捉えているのでしょうか。

お試し転職のニーズは高まっている

​20代335名が回答したアンケート調査によると、「転職前に仕事体験ができたり、企業の雰囲気を知ることができる機会があれば活用したいですか?」との質問に対し、約8割が前向きにとらえているとの回答が得られました。いきなり新天地で働くのではなく、「お試し転職」や「社会人インターンシップ」などへの参加に意欲的であることが分かります。

関連ページ:https://lab.re-katsu.jp/column/detail/id=466

「お試し転職」が広がっている要因の一つには、新型コロナウイルス感染症の影響があります。コロナ禍では「Web面接」が普及し、選考の一部~全部をオンラインで実施する企業も多い傾向です。オンラインでの選考は利便性が高いものの、「会社のカルチャー」や「仕事で求められるスキルや考え方」をすり合わせる難易度は高くなることが懸念されます。

また、テレワークや選考のオンライン化が普及したことにより、お試し転職もオンラインが主戦場となりつつあります。オンライン化によって「距離」という障壁が取り払われ、企業・働き手の双方が始めやすくなったことから、さらに「お試し転職」の存在感が高まってきたのではないでしょうか。

「求人情報を見る際、より詳しく知ることができたら嬉しいと思う情報」を聞いてみたところ、「具体的な仕事内容」「会社や部署、一緒に働くメンバーの雰囲気」「一日の業務スケジュール」といった回答が上位に並んでいます。多くの人が「入社後、どんなかたちで働くことになるのか」という実際のイメージを知っておきたいと考えていることが分かります。

20代を取り巻く「働き方」や「価値観」が多様化し、転職活動におけるリアルな情報のニーズの高まる中、実際に仕事体験ができ、企業の雰囲気を知ることができるお試し転職への参加は非常に有効だといえます。

まとめ

新しい仕事や働き方にチャレンジしたいと思ったら、実際に働いて確かめるしかなかったのがこれまでの転職活動。マッチしているかどうかは、入社後、ふたを開けるまで分からない。そうしたリスクを減らしたいというニーズを満たすものとして「お試し転職」という取り組みが登場しました。
求職者と企業がともにWin-Winになるモデルであること、そしてコロナ禍によって接触機会が限られる中で入社前に相性や適性を確認できる「お試し転職」は、今後さらに存在感を増していくことが予想されます。
「お試し転職」をきっかけに、多くの人が主体的にキャリア形成できるようなれば、転職や副業そのものが、これからもっとポジティブなものになっていくかもしれません。

この記事を書いた人

20代の働き方研究所 研究員 T.H

1991年5月生まれ。
大学卒業後、就職情報会社にクリエイターとして入社。以降、規模や業種を問わずさまざまな企業の採用サイトやパンフレットなどを制作。モットーは「ユーザー起点」。20代の働き方研究所では、記事執筆のほかコンテンツ制作も担当。休日の過ごし方は読書と古着屋巡り。 
#コンテンツディレクション #社会課題の可視化 #現代アート

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