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2021.10.15FOCUS

注目ワード「パラレルキャリア」とは?副業との違い、メリット・デメリットまで徹底解説!

20代の働き方研究所 研究員 Y.K

パラレルキャリアとは?

皆さんは【パラレルキャリア】という言葉をご存じでしょうか。
このパラレルキャリアという言葉は、経営学者のピーター・ドラッカー氏が20年ほど前に『明日を支配するもの』という著書のなかで提唱した、生き方・キャリアに関する考え方です。

本書では、パラレルキャリアを「本業を持ちながら、第二の活動をすること」と表しています。
現代のビジネスパーソンにわかりやすく置き換えるなら、「複数の仕事を持つこと」「本業以外に、スキルを平行して磨くこと」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

パラレルキャリアは、副業や複業が盛んになってきたここ数年、日本でも注目を集めているワードです。

なぜ現在、パラレルキャリアが注目を集めているのか?

パラレルキャリアという言葉が生まれてから、20年以上が経過しました。

近年になって、パラレルキャリアが注目され始めた理由のひとつには、これまでのような「新卒で入社した会社で勤め上げて定年退職を迎え、余暇を楽しむ」といった、本業一本で過ごす価値観が見直され始めていることがあります。それに加え「好きなこと」を仕事にする方や、地方創生のプロボノ活動、複業・兼業など多種多様なキャリア形成を考えられている方が年々増えて来ていることも、大きな背景としてあります。

“副業”と“パラレルキャリア”の違い

パラレルキャリアとよく一緒に話題に上がるのが《副業》です。
副業とは、本業の就業時間外を使って行う仕事のことです。
日本でも少しずつ浸透してきました。
企業によっては副業を後押しするなど、副業に対してポジティブな意見を持つ人が増えてきています。

この副業とパラレルキャリア、一見同じように捉えがちですが、どのような違いがあるのでしょう。

▼副業
金銭的な報酬を得ることを目的。

▼パラレルキャリア
必ずしも金銭的な報酬を得ることが目的とは限らない。
自分のスキルアップや夢の実現、社会貢献活動などのために活動をする。

パラレルキャリアは、自己実現・人との出会い・スキルアップなど、お金では買えない価値が含まれます。趣味から活動の幅を広げていったり、起業をする準備として始めたり、また中間団体(NPOや社会人学校など)やボランティアサイトを通じて活動をおこなったりと、多様な始め方があります。中には、「当初は無報酬でおこなっていた活動が、徐々に報酬を得ることができるようになる」というようなこともあります。

パラレルキャリアのメリット・デメリットとは?

▼メリット
・本業以外にスキルを磨くことで今後のキャリアのリスクヘッジになる
・やりたかったことが実現できる
・本業にスキルを生かせる
・人脈が広がる
・若くして所得が上がる可能性がある

▼デメリット
・プライベートの時間が少なくなる
・一日限りではなく結果を出すために継続しないといけない
・身に着けたスキルが本業の会社に必要とされない可能性がある

同時並行で多くのことに取り組む分、時間や金銭面では表裏一体のメリット・デメリットが生じることは理解できますよね。何よりも自分自身に負担がかかりすぎて、全てが中途半端にならないように、それぞれのポイントを踏まえた計画性が求められるといえるでしょう。

パラレルキャリアを始めるための第一歩

―自分のやりたいことを明確にし、リスト化する
まずは、自分のやりたいことや好きなこと、興味のあることや気になっていたことなど、自由に書き出してみましょう。なかなか思いつかない人は、「お金を気にしないでいいとしたら、何がしたい?」「これまでに時間を忘れるほど熱中したことは?」など、自分自身に問いかけをしてみてください。書き出しは、ノートでもスマホのメモ帳でも構いません。思いついたことは、どんな小さなことでも構いませんので、素直に書き出してみましょう。

―グループに所属する
もし、自分一人でやりたい、という願望が無く、自分がやりたいことに取り組んでいるグループや団体があるのであれば、そこに所属するのがオススメです。
同じ方向を志す仲間の存在は、何物にも代え難く、あなたのキャリアを豊かにしてくれるでしょう。

―スキルの勉強を始める
いざ行動をしようとしても、スキルが無ければパラレルキャリアになりません。
勉強は、独学でもいいですし、スクールなどに通うのも一つの手です。
自分の合う方を選べばよいと思いますが、お金のかかる・かからないだけで判断するのは、お勧めはしません。独学では、確かにかかる費用は少なくなるかもしれませんが、習得に時間がかかったり、途中で投げ出してしまったりしては逆効果となってしまいます。
それより、サッと学んで、その分、早く仕事を始めてしまった方が結果的にも総合的にもプラスに働くかもしれません。

パラレルキャリアを始めるにあたって、あなた自身に合った方法をしっかりと選ぶことが大切です。

最後に

20代の方にとって、この先のキャリアを具体的にイメージするのは難しいという人もいるかもしれません。ですが、いざやってみたいことや、目指したいキャリアが明確になったときに、それを実現するために今からスキルアップや人脈形成に取り組むことは決して無駄なことではありません。20代の働き方研究所に掲載されている社会人インタビューからヒントを得たり、実際にインターンシップやワークショップに参加をしてみることも大きな一歩となるでしょう。

20年前に提唱された「パラレルキャリア」という生き方が、再び注目を集めるようになったのは先行きが不透明な時代になったからかもしれません。そうであるならば、本業以外の領域へ視野を広げていくことは、今後、より一層スタンダードとなる生き方・働き方になっていくのでないでしょうか。
 

この記事を書いた人

20代の働き方研究所 研究員 Y.K

1996年9月生まれ。
新卒では人材会社に入社。しかし、会社での働き方によるミスマッチが大きく早期に転職を決意。
現在は「早期離職」を経験したらこその視点で、Webサイトを通じ、20代の転職活動・新卒の就職活動のサポートを行っている。
趣味は大学時代に学んだ心理学関係の本を読むこと。
#20代転職 #デザイン #断捨離

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