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2023.04.05RESEARCH

入社後すぐのテレワークは「不安」と回答した、新社会人の割合は?「オンライン授業は多く経験してきたが、授業と仕事は異なると思う」の声

 20代の働き方研究所
2023年4月に入社を迎えた新社会人は、大学生活の大半(大学2~4年生の期間)をコロナ禍で過ごしてきました。インターンシップや就職活動も一部は「オンライン」での実施となりました。大学の授業も「オンライン」で実施されるものが多く、リモートでの対応に慣れ、「オンライン」を活用することにも長けています。リモートでの対応に慣れている新社会人は、テレワークをどのように捉えているのでしょうか。「入社後のテレワーク」をテーマにアンケートを実施しました。

株式会社学情が、2023年4月入社の新社会人(以下、新社会人)を対象に、2022年11月に実施した調査では、入社後すぐに「テレワーク」を実施することに「不安がある」と回答した新社会人が7割に迫りました。「Web面接やオンライン授業は多く経験してきたが、面接や授業と仕事は異なると思う」「分からないことがあったときに、質問や相談をしにくいと思う」といった声が上がりました。また、入社後すぐにテレワークをする場合に不安なことは、「仕事の進め方の習得」が最多。次いで、「先輩や上司など社内の人間関係」が続きました。

入社後すぐに「テレワーク」を実施することに「不安がある」と回答した新社会人が7割に迫る

入社後すぐに「テレワーク」を実施することに「不安がある」と回答した新社会人が30.6%に上りました。「どちらかと言えば不安がある」36.3%と合わせると、約7割の新社会人が「入社後すぐのテレワーク」に不安を覚えていることが分かります。「テレワークだと業務の進め方があっているか分からない」「分からないことがあったときに、質問や相談をしにくいと思う」「出社して対面で話したほうが、職場の雰囲気に早く慣れることができると思う」「Web面接やオンライン授業は多く経験してきたが、面接や授業と仕事は異なると思う」といった声が上がりました。

入社後すぐにテレワークをする場合に不安なことは「仕事の進め方の習得」が最多

入社後すぐにテレワークをする場合に不安なことは「仕事の進め方の習得」が81.7%で最多。次いで、「先輩や上司など社内の人間関係」77.6%、「仕事で必要なスキルの習得」68.5%、「同期とのつながり」62.4%が続きました。

<調査概要>
・調査期間:2022年11月17日~12月4日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」会員
・有効回答数:441件
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。

リモートでの対応に慣れている世代であっても、入社後すぐにテレワークを実施することに、約7割の新社会人が不安を感じていることが分かりました。「テレワークだと業務の進め方があっているか分からない」「Web面接やオンライン授業は多く経験してきたが、面接や授業と仕事は異なると思う」といった声から、オンラインでの対応に慣れていても、仕事の進め方や会社のルールを覚えることに不安を抱いていることがうかがえます。
テレワークの場合も、出社の場合も、初めての環境で、初めての仕事に取り組むことは緊張や不安もあると思います。先輩社員にどのように仕事の進め方を習得してきたのかを質問したり、上司に仕事を確認してもらう頻度を相談したりと自分からコミュニケーションを取っていくことが、周囲の信頼に繋がり、自身が仕事をしやすくする一歩になるかもしれません。

この記事を書いた人

 20代の働き方研究所

20代中心の研究員で構成された研究機関。20代が主体的に「キャリア」や「働き方」を選択できるように、キャリアや仕事観の形成に関する調査・研究・情報発信を行っています。

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